ルーブル美術館を訪れるのは,これで3回目です。
1回目は,28年ほど前。
まだ,「モナリザの微笑み」が普通に展示されていた頃です。
こんなに近くで見れるの。手を伸ばせば届きそう。そう驚いた記憶が在ります。
2回目は,12年前。
モナリザは防弾ガラスのケースに収められ,離れたところから眺めるのみ。
全然見た気がしませんでした。
ルーブル美術館の web によると, 水,金のナイト・ミュージアムの時以外の開館時間は,18:00迄です。
今日は木曜日。既に,閉館時間を過ぎています。
観光バスも少し残っていますが,人影もまばらになっています。
人影もまばら,そしてこの静けさ。とても,気持ちが良いです。
そして建物は,きれいにライトアップされています。
明るい時の何倍も,素敵に見えてしまいます。
そして,何と言ってもピラミッド。
内側からの光で,輝いて見えます。
明るい時に来たならば,この素晴らしさに気がつかなかったでしょう。
夜に来て,大正解。
そして,とても羨ましかったのがこの2人。
この静けさの中,辺りを独り占めしながら語り合っています。
この空間全てが,二人のもの。
そう思えてしまいます。
閉園時間を過ぎていますが,噴水は動いています。
閉園しても暫くの間は,訪れた人が楽しめる様に配慮してくれているのかな。
美術館ですから,もちろん展示されている作品を楽しむところです。
ただ,あの人だかりに呑み込まれ,我慢しながらの鑑賞。
どうも耐えられません。
それなら,と思って閉園後に訪れたのですが。
こんな素敵な空間が待っているとは思いませんでした。
今回の旅行で,一番強い印象が残った空間でした。