.
.
.
.
念願だった干草風呂も終わり,すっきりとした気分で次の目的地に向かいます。
前回は,その存在を知らなかった,アルペ・ディ・シウージです。
大体の場所をナビにセットして,スタートします。
しかし,今日のナビは少し機嫌が悪かったのでしょうか,とんでもない道を示してきます。
来た道を戻らずに,何故か道を更に上っていくようなルートを示してきます。
段々道幅も狭くなってきます。最後には普通の民家の庭先のような所についてしまいました。
もう無理です。来た道を引き返すことにします。
フェイエ・アッロ・シーリアーの街に戻り,ナビに頼らず,道路標識に従って進みます。
確か,途中にアルペディ・シウージの標識を見た記憶があります。
.
.
.
.
途中から,ナビにセットします。
最初は林道の様なところを走らされましたが,途中から比較的大きな道に出ました。
ちょっと一安心です。後は,道なりに進んで,アルペディ・シウージ高原のベースキャンプのような所に到着です。
車を止めて,歩き始めます。
それにしても,この観光用馬車の御者の人の帽子,いかにもですね。
チロリアン・ハット,その名前の通りです。
.
.
.
.
シウージ高原は地図で見ると,そこだけ一段高くなった平原のようです。
一番最初に駐車場に降り立った時の印象は,去年の夏に訪れた阿蘇山の草千里のと同じものがありました。
それを,もっとスケールを大きくし,チロルっぽくしたのがこの高原です。
そして,思ったよりも賑わっています。
おそらく,日本の人でこのアルペディ・シウージを知っている人は殆どいないのでないでしょうか。
少なくとも最新版の地球の歩き方には,取り上げられ始めましたが,数年前には全く扱いがありませんでした。
知らない,素敵な場所はまだまだ沢山あるのでしょうね。
.
.
.
.
牧草地帯としては最適なのでしょうか,牛や馬が放牧してありました。
これまでも,羊や牛は良く見かけましたが,馬の放牧は初めてみました。
それも,全員栗色というよりも金髪に近いたてがみをなびかせている,とてもみばの良い馬ばかりです。
高原の澄んだ空気,澄んだ高い青空にとてもよく合ってします。
このさっそうとした馬に比べると,この牛達はどうも人間っぽく見えてしまいます。
なんか嫌がっているのを,無理やり誘っているように見えてしまいます。
勿論,左側の雄牛が,右の雌牛を誘っている構図にです。