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サンタ・マッダレーナ教会を出て,一番のビューポイントに向かいます。
教会を通り越して,その先の丘を上っていきます。
次の写真に写っている場所がそうです。5分くらい歩いた所になります。
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それにしても,全然観光地と言う気がしません。
見かけた人は,先ほどの団体さんと,畑で農作業をしている人達です。
もしかしたら,地元の人達からすれば,普通の風景なのかもしれませんね。
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丘を上り,ちょうどビューポイントと思われる場所に着きました。
そこには,誰が置いてくれたのか,木のベンチがありました。
ベンチに腰掛けて,ゆっくりとこの景色を楽しむことにします。
道の先に続く家に向けた車が1台,通っただけです。
後は,ここを訪れる人は誰もいません。
この景色を独り占めです。至福の時間です。
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この風景に触れること,その8年越しの夢が,いまやっと叶いました。
時間がゆっくりと,そして優しく過ぎていく,この景色を見ていると,そんな気がします。
そして,独りの自分を優しく包んでくれます。最高の時間です。
改めて写真で見ると,素敵過ぎる風景ですね。
ただ残念なのは,あの場の静けさや風の匂い,そしてそれに包まれている感覚が伝わらないことです。
私は,その時の感覚が蘇るのですが,他の人にはそれが上手く伝わらないでしょうね。
伝わるような写真を撮ってみたいものです。
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ベンチには30分くらい座っていたでしょうか。
ずっとこの景色に包まれていたかったのです
ただ,景色だけでなく,誰かに包まれながら過ごしたかったです。
そしたら,この何倍も素敵に思えたことでしょう。
名残惜しいのですが,そろそろ帰ることにします。
帰り道では,来る時には気付かなかったマリアさまを見つけました。
日本なら,道端のお地蔵様の様なものでしょうか。
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