.
.
.
.
これはどう考えても,イタリアの食材で作ったお鮨です。
ナイフやフォークを使うのではなく,手でつまんで食べるように言われました。
ポモドーロをベースにしたものを一口サイズにまとめ,その上にネタ代わりのトリフが大量に掛かっています。
味は,本当のお鮨を食べた方が良いと思います。
イタリアの人には画期的かもしれませんが,日本人からすると?です。
それよりも,お皿の脇に写っているタンブラー,素敵だと思いませんか。
前回来た時も,気になっていました。
ヴェネチアングラスだと,その時は教えてくれました。
明日は,ヴェネチアに行きます。
工房が分かれば,行って購入したいと思いました。
尋ねてみると,このグラスは Alajmo の名前入りでスペシャリテなんだよ。
だから,お店では売っていないよ,と言われました。
だったら,今テーブルに出ているタンブラーを譲ってくれないか,尋ねてみました。
すると,1個€30なら譲ってくれるそうです。
8年越しの願いが叶いました。
.
.
.
.
テーブルは3列,確かそれぞれ4卓ありますので,全部で12卓ほどでしょうか。
その他に,個室もあります。
それが全部埋まっていました。
皆,私よりも早く食事を終えていましたが,カフェを前にして,ずっとおしゃべりを楽しんでいます。
とても心地の良い空間ですので,ずっと長居をしたくなるのも分かります。
ずっとこの時間が続けばと,自分も思ってしまいます。
自分の斜め前のテーブルには,韓国系と思われる二人が座っていました。
どこかで見たような,サンプルA とサンプルBのパーツを組合わせたような人達でした。
その二人が,気取って座っています。
.
.
.
.
ところで上の写真を見て,あるものを思い浮かべませんか。
僕は,見た瞬間,頭の中に「生け花」というフレーズが浮かんできました。
絶対それからインスパイアされていますね。
途中に出てきたお鮨をなぞったものも含めて,やはり日本文化の影響は顕著だと思います。
前回来た時も,抹茶をデザートに使っていましたし。
.
.
.
.
8年ぶりのレ・カランドレ,相変わらずの素敵な空間と時間,そして料理を提供してくれました。
ただ,ホールの雰囲気はよりスタイリッシュになったと思います。
そして,その分少し親しみやすさが減ってしまった気がします。
3つ星の雰囲気を身に纏ってしまったのでしょうね。
サービスの人も,もう少しこちら側に降りてくれても良さそうな気がします。
ただ,十分合格点の中でも希望です。
素敵な時間が過ごせたことには,間違いありません。
また何年か経ってから,訪れてみたいです。
きっと今の自分とは,また違ったことを感じるかもしれません。
それを楽しみにして,ホテルに戻ることにします。
.
.
.
.